2026年7月21日(火)、倉吉市立鴨川中学校にて「企業連携出前授業」の一環として、「土木の面白さを体験しよう」と題した授業を実施しました。対象は1・2年生合同44名(5限)と3年生33名(6限)の計77名。当日は鳥取県発明協会様にもご協力いただき、日刊工業新聞社の取材も入るなど、大きな注目をいただいた1日となりました。結果として大盛況となり、学校からも高い評価をいただくことができました。

(写真:①身近にある「土木」について説明を聞く生徒たち)
普段生活している道路・橋・水道・ダムなど、身の回りにある「土木」は、意外と生徒たちに意識されていません。今回の授業は、そうした「当たり前にあるもの」の裏側にある仕事の面白さを、講義だけでなく実際に手を動かす体験を通じて伝えることを目的に企画しました。
50分の授業を、次の5つのブロックで構成しました。
構造力学の知識を「説明する」のではなく、「壊れる/壊れない」を自分の手で確かめてもらうことを重視した構成です。

(写真:割り箸でダ・ヴィンチ橋を組む生徒たち)
角材版のダ・ヴィンチ橋は、田栗社長が割り箸チャレンジの実演を終えたあとに組み立てを担当。実際に生徒が渡る瞬間は、この授業のハイライトのひとつでした。

(写真:角材版ダ・ヴィンチ橋を渡る生徒と、両脇で見守る社員)
続くマシュマロ・パスタでのトラス実験では、正方形の枠だけでは横からの力に弱いことを確かめたあと、どう補強すれば崩れにくくなるかを班ごとに考えてもらいました。

(写真:パスタとマシュマロで構造物を組み立てる生徒たち)
見た目以上に、当日までの準備には細かな工夫を重ねました。
角材で作ったダ・ヴィンチ橋チャレンジでは、生徒が渡りきるたびに歓声と拍手が沸きました。自分たちが割り箸で組んでいたものと同じ構造の橋が、実際に人を支えられる大きさで目の前にあることに驚いている様子が印象的でした。
実験はダ・ヴィンチ橋・パスタともに大いに盛り上がり、どの班も和気藹々としながら真剣に取り組んでくれました。特に「なぜ壊れないのか」「どうすればもっと丈夫になるか」を仲間と考え、手を動かす場面での積極的な姿が目立ちました。
授業の冒頭、土木という言葉に関する質問をした際はまだピンと来ていない様子でしたが、体験を通じて授業が進むにつれ、少しずつ理解が深まっていく様子がうかがえました。
日刊工業新聞社の取材も入り、地域における企業連携教育の取り組みとして注目していただきました。
普段オフィスで行っている土木設計の仕事が、中学生にとっては新鮮で面白いものとして映ったことが、何よりの収穫でした。今回のような地域の学校との連携は、次世代に土木の仕事の魅力を伝える貴重な機会です。今後も継続して取り組んでいきたいと思います。
【対応メンバー:田栗、若木、他 / ご協力:鳥取県発明協会(上田様・伊藤様)】