このたび、当社ではYBM社製の最新鋭ボーリングマシン「ECO-Ⅰ」を導入いたしました。このマシンは、従来のボーリング技術に革新をもたらす高性能な機能を備えており、地盤調査や土壌・地下水汚染調査に最適です。
以下に、ECO-Ⅰの特徴と導入メリットをご紹介いたします。
ECO-Ⅰは、独自の「バイブロドリル」を搭載しており、打撃式削孔機並みの高速な掘削が可能です。しかも、金属打撃音が全く無いため、作業現場での騒音を大幅に削減できる点も大きなメリットです。都市部や住宅地など、静かな作業環境が求められる場所でも安心してご利用いただけます。
ECO-Ⅰの大きな特徴は、無水での掘削が可能なことです。これにより、泥水による汚染物質の拡散を防ぎ、調査中のサンプルも正確に採取できます。特に揮発性有機化合物(VOC)の調査では、発熱を抑えたサンプリングが可能なため、調査結果の精度を高めることができます。
この無水掘削の技術は、土壌汚染調査においても大きな利点を発揮します。水を使用しないことで、土壌や地下水に存在する汚染物質が他の場所に拡散するリスクを抑え、安全かつ正確に汚染状況を把握することが可能です。環境リスクを最小限に抑えながら、迅速で効率的な調査が求められる土壌汚染の現場で、ECO-Ⅰはその性能を最大限に発揮します。
ECO-Ⅰは旋回やスイング機構を備えているため、掘削位置を迅速に確定でき、作業の効率が格段に向上します。さらに、拡巾式クローラを採用しているため、狭隘地での運搬時はクローラを縮め、削孔時には拡げて安定した作業が可能です。これにより、狭い現場でもスムーズに作業が進められます。
従来のロータリー式ボーリングマシンでは足場や櫓の設営が必要でしたが、ECO-Ⅰはその設営を必要とせず、自走式で移動が可能です。そのため、設営や撤去にかかる時間を短縮し、全体の工期も大幅に短縮できるのが大きな特徴です。特に、掘削箇所が多い現場ではこの短工期が大きな利点となります。
ECO-Ⅰは、作動油に生分解性オイルを採用しており、万一の油漏れが発生した場合でも、環境への影響を最小限に抑えることができます。環境保護への配慮も徹底しており、サステナビリティを重視する現代のニーズにも対応しています。
ECO-Ⅰは特に浅い深度での掘削が得意で、地盤調査や土壌・地下水汚染調査の現場で活躍します。また、騒音の少なさや無水掘削のメリットにより、都市部や住宅地近くの作業にも適しています。さらに、標準貫入試験をオプションで行えるため、現場のニーズに合わせた柔軟な対応が可能です。
ECO-Ⅰの導入により、当社は従来のロータリー式ボーリングマシンと組み合わせることで、さらに多様な現場に対応できるようになりました。特に土壌汚染調査においては、無水掘削技術の強みを最大限に活かし、安全かつ正確な調査を実現します。効率的かつ環境に優しい掘削作業をお求めの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。皆様の現場に最適なソリューションを提供いたします!