発注者名 | 民間 |
目的 | 鳥取県中部において、新たに内科クリニックの新築工事が計画されました。本業務では、当社が敷地の測量および地質調査を担当し、建設計画の基盤となる重要なデータを提供しました。 計画地の敷地面積は1,391㎡であり、建築設計事務所様と綿密に連携を取りながら、正確かつ効率的に測量および地質調査を進めました。遠方の設計事務所様との業務であったため、適宜オンラインミーティングやデータ共有を活用し、スムーズな情報伝達を図りました。これにより、設計の初期段階から適切な地盤情報を提供することで、円滑な設計プロセスの実現に貢献しました。 ○測量・地質調査の実施内容 測量調査では、敷地の地形や高低差を正確に把握し、設計の基礎となる詳細なデータを作成しました。建物配置や造成計画を考慮する上で、精度の高い測量データを提供することが求められ、慎重に作業を進めました。 地質調査では、計画地の地盤特性を評価するため、ボーリング調査を2箇所で実施し、地層の構成や支持力の確認を行いました。採取した試料を用いて、粒度試験、三軸圧縮試験、圧密試験を実施し、地盤の強度や圧縮特性を詳細に分析しました。 さらに、液状化の検討も行い、地震時の安全性を評価しました。特に、地盤の飽和度や粒径分布を考慮し、液状化の発生リスクを判定しました。その結果を基に、必要に応じて地盤改良や基礎設計への反映を検討し、建物の安全性を確保するための重要なデータを提供しました。 ○業務を終えて 今回の測量および地質調査を通じて、建築計画に必要な基礎データを正確に提供し、安全で適切な基礎設計の実現に寄与できたことを大変光栄に思います。特に、詳細な地盤調査を行うことで、将来的な地盤沈下や液状化のリスクを事前に把握し、より安全な建物計画に貢献することができました。 当社は、今後も地域の医療インフラ整備に貢献し、持続可能な社会基盤の構築を支えていくため、引き続き技術力の向上に努めてまいります。 |
作業内容 | 現地測量:現況測量(境界確認含む)、真北測量、レベル測量 地質調査業務:ボーリング調査2箇所 標準貫入試験、孔内水平載荷試験(LLT) 粒度試験、三軸圧縮試験、圧密試験 液状化検討 1式 |