発注者名 | 鳥取県 |
目的 | 従前の橋梁点検の結果、補修が必要と判断された3橋において、損傷部分の詳細な調査を行い、これらの橋梁に対して補修や補強が必要かどうかを判定し、必要が認められた箇所については対策工法の詳細設計を行ったものです。 まず、調査の結果、橋台部分については概ね健全であることが確認されましたが、上部工にはいくつかの深刻な損傷が見られました。具体的には、コンクリート表面に「うき」や「鉄筋露出」が確認され、特に鉄筋の錆の進行が顕著であり、これが原因でコンクリートの断面欠損が発生している箇所もいくつか見受けられました。これらの損傷は、橋梁の耐久性や安全性に重大な影響を及ぼす可能性があるため、早急な対応が求められました。 対策工法としては、まず「断面修復工」を選定し、損傷したコンクリートの断面を修復して強度を回復させることを計画しました。また、コンクリート表面の劣化を防ぐために「表面被覆工」を施し、さらに、床版の補強が必要な箇所については「床版補強工」を実施することとしました。これにより、橋梁の耐久性と安全性を向上させることを目指しています。 さらに、今回の調査で明らかになった変状の主要因の一つとして、水の流れ込みが挙げられました。これを防ぐために、追加の対策として「水切り工」を計画し、水の侵入を防ぐことでさらなる劣化を抑制することを狙っています。これらの対策を総合的に実施することで、橋梁の長期的な耐久性を確保し、安全で信頼性の高い交通インフラを維持することを目指しています。 |
作業内容 | 樽見谷橋(L=2.4m) ・橋梁変状調査 1橋 ・補修設計 1橋 前田1号橋(L=3m) ・橋梁変状調査 1橋 ・補修設計 1橋 前田2号橋(L=3m) ・橋梁変状調査 1橋 ・補修設計 1橋 |