橋梁修繕工事(洗川橋)「調査設計業務委託」

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作業概要

発注者名鳥取県
目的昭和11年に竣工された洗川橋は、長年の使用に伴う経年劣化により、上部工および下部工の両方に明らかな損傷が見られるようになりました。この状況に対応するため、まず現地調査を実施し、橋梁の現況を詳細に把握しました。調査では、損傷箇所の特定とともに、損傷の原因についても推定を行い、必要な対策を検討しました。
特に、本橋梁は海岸線に非常に近い位置にあるため、塩害の影響が顕著であり、内部の鉄筋に深刻な腐食が進行していることが確認されました。このような環境要因による損傷は、橋梁の安全性や耐久性に重大な影響を与えるため、慎重な対応が求められました。現地調査の結果を基に、劣化の進行を抑制し、橋梁の機能を回復させるための補修対策を設計しました。
この補修対策では、塩害による鉄筋の腐食を防止するための適切な防護措置や、損傷箇所の補修工法を採用しました。また、今後の再劣化を防ぐため、劣化因子の除去や、耐久性を向上させるための材料の選定にも細心の注意を払い、橋梁の長期的な使用に耐える設計を目指しました。これにより、洗川橋の安全性を確保し、地域社会への安定した交通インフラの提供を図ることが期待されています。
作業内容洗川橋(L=65m)
・橋梁変状調査 1橋
・補修設計 1橋

作業状況写真