橋梁補修工事(櫛並橋外)「調査設計業務委託」

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作業概要

発注者名鳥取県
目的橋梁の定期点検で損傷が確認された3つの橋梁について、詳細な調査を実施しました。この調査の目的は、各橋梁の現況を正確に把握し、損傷の原因を推定するとともに、橋梁の耐久性を評価し、補修設計のための基礎資料を得ることにあります。
調査の過程では、特に拡幅された橋梁に特有の異なる挙動や損傷形態に細心の注意を払いました。拡幅に伴い、新旧の構造が混在する場合、それぞれの部分が異なる動きを示すことがあり、それが原因で損傷が発生することがあります。こうした構造の違いがもたらす影響を考慮し、各部の損傷形態を詳細に分析しました。
また、調査の結果、これらの橋梁が位置する地域の特性も影響を与えていることが明らかになりました。特に、凍結防止剤の散布によると考えられる積雪地域特有の損傷が確認されました。凍結防止剤は冬季の道路安全確保に不可欠ですが、橋梁の構造材料に対する長期的な影響を無視することはできません。これらの要因も考慮に入れ、損傷原因を詳しく分析しました。
これらの調査結果に基づき、各橋梁に対して最適な補修工法を選定しました。補修対策設計では、長期的な耐久性を確保するための工法や材料の選定に加え、地域特有の環境条件を考慮し、再度の損傷を防ぐための対策を施しました。最終的には、橋梁の安全性と機能性を確保し、地域社会にとっての重要なインフラを持続可能な形で維持することを目指して、包括的な補修対策設計を行いました。
作業内容櫛並橋(旧橋L=14.6m、拡幅L=19.7m)
・橋梁変状調査 1橋
・補修設計 1橋
第一上田橋(L=33m)
・橋梁変状調査 1橋
・補修設計 1橋
第三上田橋(L=28m)
・橋梁変状調査 1橋
・補修設計 1橋

作業状況写真